肉離れとは、筋膜という筋肉を包んでいる組織が一部切れてしまう症状で、処置の簡単な軽症から処置後に長いリハビリが必要な重症の症状まであります。
特に肉離れが起きやすい部分のひとつが、太もも裏側の筋肉ハムストリングスです。 ハムストリングスの肉離れには主に3つの段階があり、走ったりすると軽く痛みを感じるのが軽度肉離れ、動かなくても痛みを感じ、走ることができないのは中度肉離れ、そして内出血や腫れがあって歩くことも困難なのが重度肉離れの症状です。
肉離れが起きたときの処置は、初期段階の処置としてRICE処置をおこないます。 これは、肉離れの起きた場所をRest=安静にし、Ice=冷却し、Compression=圧迫し、Elevation=持ち上げるという基本処置です。 このRice処置を行うことにより、ダメージを受けた場所の炎症や腫れ、筋繊維の損傷を最小限の状態に留めることができます。 肉離れのダメージを大きくしないために、処置後すぐのマッサージやストレッチなどは絶対に行わないようにしましょう。 そして痛みや炎症が治まったあとから、温熱処置やリハビリ目的の軽いストレッチを行い、血行を良くして筋肉を柔らかくし、治癒能力を高める処置をします。
ハムストリングス肉離れの起こる原因としては、太ももの表側と裏側の筋肉のバランスが極端に悪くなった時や、筋肉に疲労が溜まったとき、寒い時期の激しい運動時、準備運動が不十分だった時などです。 これらの肉離れの原因は未然に防ぐことができますので、運動時などは肉離れに注意するようこころがけましょう。 また、アスファルトなどの固い地面の上で激しい運動を長時間すると、筋肉に大きな負担がかかってしまい、肉離れの原因になります。 運動をする環境も考慮するとより安心して運動することができるでしょう。